映画『名探偵コナン ゼロの執行人』ってどんなPR活動をするの?20180324【AnimeJapan 2018 Report】

AnimeJapan 2018 『名探偵コナン ゼロの執行人』ブースでは「宣伝執行計画」が展示されていました。これは宣伝で使った資料などを実際に掲載し、名探偵コナンの宣伝について知ってもらうものです。

映画の公開に際し、まずはディザービジュアルを載せます。

青山剛昌先生が毎年描き下ろしており、重要な役割を果たしています。

次にディザービジュアルに必要な文字を載せた、ディザーポスター・チラシを掲出・配布。

ストーリーの詳細は明かしませんが、タイトルやキャストの情報、短いキャッチコピーを載せ、興味を誘います。

ロゴデザインはデザイン会社に発注。
キャッチコピーは宣伝プロデューサーが作ります。

ロゴやビジュアルが一通り揃ったところで、特報映像を公開。

特報映像とは世の中に初めて出る映像のことで、数十秒程度しかないので観ている人の記憶に残ることを大切に作られます。

コナンの場合はバトルになることが多いので、バトルビジュアルが作られ、

ようやくメインビジュアルが解禁。

ポスターやチラシは公開1ヶ月前に掲出開始されました。

コナンの場合チラシは見開き4ページにし、裏面にゲストキャストや主題歌アーティスト情報などを載せます。

さらにチラシが公開されると同時に、タブロイド新聞風配布物も配布スタートします。

本予告もこのタイミングで公開。

本予告で初めて主題歌が入るので、作品の色が強く反映されます。

本予告を公開した後も、今回の映画のキーワードである「ZERO」にひっかけたプロモーションを展開し、コナンファン以外にもアピールします。

それとは別に普段のコナンキャラクターならやらないようなことをさせ、違和感を持たせて関心を集め、上手にPRしています。

斬新な展示内容に興味津々!

映画の展示というと、キャストに登場してもらったり、ストーリーなどを詳しく解説したり、そういった”見る人が楽しめること”を専門にしていますが、この展示はPR手法をアピールするという斬新なものでした。とても楽しめました。

また、ほかのアニメや映画でもPR活動に着眼してみたいと思っています。

文/坂本花香

 

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