20180725【HYPER JAPAN】『HYPER JAPAN 2018』Special Event Reports ②

2018年7月13日~15日までイギリスのオリンピアロンドンで行われた『HYPER JAPAN 2018』 の模様をレポート!②

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15日は主にHYPER JAPANの特長である”食”に特化したブース、”Japan Food Show”のエリアを中心にレポート致します!

【B15 Bye Bye World Inc.】

バイバイワールド株式会社が贈る、盛り上げ拍手ロボット”Big Clappy”!どこから見てもこちらを見ている…!(様な気がする(笑))奇妙な彼が、拍手して合いの手打って、気分が落ち込んでる時も、勝手に(笑)盛り上げてくれます!「しゃーないなぁ~」とつい顔がほころんでしまうこと間違いなし!?

Official HP ➡ https://www.byebyeworld.co.jp/  ➡ https://www.bigclappy.com/

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【Japan Food Show】

・”Japan Food Show”のエリアは様々な日本食品企業(又は日本食の様な(笑))が出展されておりました。こちらは販売ブースでは無く、お客様に試食をして頂いて製品を宣伝するエリアとなっていました。13日はB to Bの商談会も行われたとの事です。ヨーロッパへ来て、こちらの食べ物も美味しかったですし、日本には無い食材・味付けをなるほどと思いつつ味わっていましたが、日本食を試食をすると”ああ、まろやかさが日本の味だな”と感じておりました。

《H17a:MARUTOMO CO.,LTD.》

・だしの素で有名なマルトモ株式会社さん。”日本と言えば「だし」特に「かつおだし」ですよね”と思いながら、だしスープとしてそのままで美味しく頂きました! ➡ http://www.marutomo.co.jp/

《H18a:MINATO SEIKA CO., LTD.》

・日本の米どころ・新潟が拠点の株式会社港製菓さん。豆乳を使ったクリーム大福を持って今回は参加との事。クリームとあんこのハーモニーともちの柔らかさがたまらない! ➡ http://www.niigata-minato.co.jp/

《H18b:ASAICHIBAN CO., LTD.》

・納豆といえば茨城。茨城の納豆製造会社、株式会社朝一番さん。イギリスでも日本食はブームで街を歩いてもSUSHIの文字が見られ、スーパーでもお惣菜コーナーではすしが売られています。ただ海外では生魚は食されない事などもあって日本のすしとは違っていますので、納豆巻きを試食した時の”これこれ!”は否めませんでした…。納豆巻きも久しぶりだったので、余計美味しかったです(笑)。そして、さらに納豆がどれだけ体にいいかもかなり説明書きもされていました。 ➡ http://www.asaichiban.com/

《H08:HIRO FOOD PACKAGES MANUFACTURING SDN BHD》

・こちらは食品では無く、食品を入れる容器の製造会社。マレーシアに拠点を置くHIRO FOOD PACKAGES MANUFACTURING SDN BHDさん。オーストラリアなど担当の馬さんが大変詳しくお話をしてくださいました。パッケージの製造拠点は埼玉に作り、その流通の主は日本では無く、海外で自社のパッケージを流通されている会社さんとの事です。日本企業らしくそのクオリティーの高さ・デザインの豊富さ・密閉力の強さは勿論、環境への配慮がかなりされており、こちらの製品を燃やしても有害物質は一切出ず、今海の生物たちがプラスチックを大量に飲み込んでいる環境破壊が起こっている事を懸念し、もしも海に流れてしまっても大丈夫な製品づくりをされているとの事です。そして、馬さんが小話として、こちらのパッケージがデザインが可愛いので、今回「アクセサリー入れにしたいから頂戴」「時計など身に付ける小物入れにしたい」「写真を入れて壁に貼りたい」などイギリス人の発想が面白いと話してくださいました! ➡ http://hirofood.com/

《H21B:MANGAJO UK LTD.》

・REAL BREWED HEALTHIER ICED GREE TEAのMANGAJOさん。私が試飲させて頂いたのはASAI-BERRY & GREEN TEAでしたが、さっぱりとした味わいで美味しかったです。そして、フレイバーの中のGOJI-BERRYって何?と聞いたところ、ヒマラヤ地方で採れるブルーベリー系の実との事で、オレンジ色のベリーにびっくり! ➡ http://www.mangajo.co.uk/

《H10:AJINOMOTO POLAND SP.Z O.O.》

・日本では当然お馴染みの味の素ポーランドさん。『OYAKATA』という銘柄の”カップラーメン”と”カップ焼きそば”を既にヨーロッパでは展開しており、その製品はポーランドで作られているそうです。お話させて頂いた坪井社長さんが「ここ、イギリスですよね!日本の味の素何ですけど、ポーランド作っているんです!面白いですね~、こんがらがっちゃいますよね!(笑)」と絶妙な話家さんのように色々とお話してくださいました!味はやや海外向けな味付けでしたが、焼きそばに関しては日本で見かけない製品でしたので、是非日本へ逆輸入をして欲しいとリクエストをさせて頂きました(笑)。逆輸入に関して色々と困難もある様ですが、今後日本を国際化する為、人も物も流通を活性化させる為、是非”OYAKATA”の国内での販売を心よりお待ちしております!

➡ http://www.ajinomoto.com.pl/  ➡ http://www.oyakata.com.pl/#Sprawdz

《H12:SHIBANUMA SOY SAUCE INTERNATIONAL CO., LTD.》

・こちらも茨城の株式会社柴沼醤油インターナショナルさん。創業元禄元年の老舗のお醤油屋さん。昔ながらの木桶で醤油を作り続けて330年。木の桶で作るその醤油の味は違いますよと話されていました。偶然筆者は今茨城県に住んでおりますので、こちらの柴沼醤油さんへ実際の木桶をこの目で見学させて頂きたいと思っております。HPを拝見させて頂きましたが、とても立派な古民家と素晴らしいロケーションでらっしゃいました。

➡ https://www.shibanuma.com/

《GALLERY》

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【FOOD COURT】

・イベントでは必須のフードコートチェック!ですが、今回も残念ながら実食は出来ませんでしたので、その賑わっている雰囲気だけでもお届け!

【Hyper Anison Party】

“Manga Planet” Presents “Hyper Anison Party ” feat.Taketeru SUNAMORI・HYPER LIVEステージでのアニソンDJによるパフォーマンス。Hyper Anison Party のDJ部屋も個別に設置され、アニソンで大いに盛り上がっていました。誰でも知るアニソンはついつい口ずさんだり、体が動いてしまします!

【WAGASHI】

Japanese “Wagashi” Sweets – See ’em! Smell ’em! Taste ’em!

・この日の最後は講演会場HYPER Theatreで行われた、和菓子作りの実演を拝見致しました。実演・講演をされるのは千住に工場がある有限会社喜田屋の中西さんら3名の職人さん。菓子技能検定(和菓子と洋菓子と別れている)に合格した日本全国でも200数名しかいないうちの3名にお越しいただいたとの事。限られた時間の中で、まずは中西さんは寒椿~雪うさぎと作っていかれます。他の方も青楓と桃の花を作っていかれます。

➡ http://kitaya.info/

・講演中には”最中を自分で作って試食してみよう”あんこと最中の皮のセットと練り切りが配られました。

・一通りの実演を終え、次は一緒に練りきりを作る体験をしましょうと、お客様にお伺いいたしました。すると、一人の少年が”体験したい!”と名乗りを上げてくれました!そして、これは一緒に桃…でしょうか、作り上げてとても嬉しそうにしていました。

・お客様の数々の質問に答える職人の皆様。

・VTRの説明にありました、練りきりの名称と季節はこちらです。

・質問が終わると”皆様どうぞ写真を撮って頂いて…”皆様の写真タイム!この人気ぶりです!

私達も中西さんと美しい作品を撮らせて頂きました。お疲れの所、最後まで誠にありがとうございました!

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今回のレポート②では主に”日本食”と”和菓子”を主にレポート致しました。「無形文化遺産」に登録されたという事実からも分かるように、日本食が世界で注目を浴びる理由として考える理由はやはり下記だと思います。筆者自身、何気ない温泉宿に行く度に日本食の”こだわり”と”美しさ”に感動を覚えるからです。

  • 盛り付けが美しい事
  • “旬”食材から調理まで、とても健康的である事
  • 下ごしらえからこだわる事で、とても美味しい事

今の私達日本人にこれを意識する余裕は無いのかもしれませんが、これは事実であり、日本人が長い歴史の中で培ってきた・調理方法・味覚・理にかなった”食文化”なのです。どの国にも当然”地の理”という文化があります。日本における文化は他国の侵略を受けなかった分の歴史と知恵があるのは事実です。

ですが、一つ悲しいお知らせをしなければならないとするならば、先程伝えました「無形文化遺産」に登録されたと言う事実は、注目を浴びているという事と共に、”今滅びようとしている”と言う文化を「無形文化遺産」は守りましょうと登録しているのだという事を考えてほしいという事です。”食”に関連して、フランスの三ツ星レストランのシェフも買っていく伝統工芸の”堺包丁“などもございます。組合の会長さんとお話させて頂き、今の現状日本人自身家庭で料理を作る余裕がなくなっている事実も知っています。ですが本来、和食を作る包丁にも幾通りもの用途に応じた包丁があるのです。

そして、”余裕がない”と言う理由で全ての事の多くが今現在の日本では悪循環・負のスパイラルに陥っています。

今”食”についてお話をしていますが、現在の日本は世界的に見ても稀有なくらい、あらゆる事が絡み合い合理的で無い方向へ向かっています。この度のパリ~ロンドンの旅にても様々な海外と日本の良い所・悪い所の違いを感じることが出来ました。”食文化”そして日本そのものを守るべく、守るべき部分は守りつつ、合理性・利便性・最新技術を活用できる部分は徹底的に駆使し、きちんと転回していけるよう、これを読んでくださった方共々、今後も活動・発信をして行けたらと思っております。

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文/二月一日 写真/ataca maki 通訳・翻訳/Akiko Tween 取材協力/Jorge Pestana

©ataca maki:PROFILE
イベント撮影やウエディング、エンゲージメントフォト、家族写真
様々な業種の店舗のwebページ、ブログ、DM等の撮影も行う。
Website➡ http://151truevine.wixsite.com/less-is-more

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