20190430【ニコニコ超会議2019】『超ブラック企業からの脱出』体験Report!

ニコニコ超会議2019、特別バージョンのライトな脱出ゲーム『超ブラック企業からの脱出』に参加してきました!

このブースを企画・制作した、株式会社SCRAPは、リアル脱出ゲームを中心としたイベントの企画・運営する会社です。2007年に初開催して以降、現在までに360万人以上を動員。日本全国のみならず、海外でもリアル脱出ゲームを展開しています。

※ニコニコ超会議中は、ネタバレ禁止のため写真の掲載はNGでしたが、イベントが終わったあとは公開してもよいとのことなので、実際にどのような謎解きが繰り広げられたかをお伝えしたいと思います。

【 誓約書がまさかの・・・ 】

今回は4人一組で謎解きに挑むことに。しかし、私たちは2人で申し込みをしたので、前に並んでいたご夫妻と一緒に挑戦することになりました。

正直、知らない人とチームになることには不安もよぎりました。しかし、大勢の中同じ時間に並んだというのは、何かのご縁なのかと思います。とても明るく、私たちが”プレスで写真も撮りたい”という要望にご協力してくださった気さくなご夫妻の方とご一緒させて頂きました!さらに、気合は十分ということで、一致団結して始めることに!

まず、受付にて「脱出ゲームに関する参加誓約書および簡単なアンケートを書いてください」と言われ記入します。私たちは何の疑問も持たず、署名をし、アンケートに答えました。
しかし、その誓約書は複写式になっており、剥がされた後その文章の内容は、
!『ニコニコ超会議への今までの参加回数』は『月間希望休日回数』へ、
!『今回のニコニコ超会議で使った金額』は『年収額』へ、
!『ニコニコ超会議へのイメージ』は『弊社での仕事への意気込み』となり、
!『誓約書』はブラックカンパニーという名の会社への就職『契約書』に変更されていたのです!

【 制限時間は20分! 】

私たち4人に最初の課題が渡され、「制限時間は20分です」と告げられ、始まりました。

手分けして4つの問題を解き、答えを書き込んで、一つの文章を完成させていきます。

正直、自分が与えられた課題には苦戦しました。しかし、他の3人がカバーしてくれたので、乗り切ることができました。これは、チームではないと成し遂げられないことです。改めて、謎解きゲームはチームワークが大切なのだと思いました。

そこ現れたのは「ハートノウラミロ」という言葉。
なんとハートは消しゴムにシールが貼ってあり、そのカバーの裏に「仕事が終わりました」という合言葉が!

私たちは見張り役の人に合言葉を伝え、黒田部長の部屋に通されます。

【 ブラック企業の上司の下では働きたくない 】

そこで私たちを待っていたのは、部長からの厳しいダメ出し。
「文字が汚い。」「気合が入っていない。」など、ネチネチ文句をつけられ、しまいには持ってきた文書をビリビリと破られ、ゴミ箱へ捨てられたのです。

そして、社訓を大声で読まされます。
「全員声を揃えて、一人でも間違ったらやり直しだぞ!」「もっと大きな声で!」「まだまだできるだろう!」と煽られながら。

この時、ゲームであることをすっかり忘れていました(笑)。こういうネチネチと文句を言い、怒鳴り声をあげる人の下では絶対に働きたくないと、世の中の上司のパワハラなどで困っている人たちの気持ちを身をもって痛感!ゲームといえども、感情が昂ってしまいました。
しかし、余り流暢でない部長の演技に、叱られている私たちもつい笑顔に(笑)。

お叱りを終え、なんとか次の仕事を渡して貰いました。
領収書を書いて、経理部の根津さんに渡すというミッションです。
2人は領収書を書き、2人は根津さんを探す。段々とチームワークが発揮されていきます。

ナイトキャップとアームカバーを付けた根津さんから与えられた次の仕事は、変更された金庫の番号を導くこと。

自然と全員で意見交換をし合いながら、周りのボードに貼ってある情報や今までの課題の中からキーワードを見つけ、金庫へダッシュ!

【 制限時間残り5分を切った 】

金庫の中には退職届けが入っていました。
私たちは素直に社長の名前を書き、全員の署名をして管理部の女性の元へ。
しかし、ここで私たちは痛恨のミスを犯してしまった様です。まさかの社長の名前を間違ってしまったのです!

もう、これだからダメなのよねと上から目線の管理部の女性(笑)。

慌てて全部の課題を見直します。
優しいことに、どこからともなく運営の方が現れて、ヒントを教えてくれます。
黒字にするというヒントから、一つの書類に赤い文字で書かれた「ブラックカンパニー」という言葉を鉛筆で塗りつぶしていくと、そこから日付と名前が浮かび上がってきました!

そう、この会社は退職者が多く、副社長が社長に繰り上がっていたのです。

【 ここで終わりではなかった! 】

無事に、退職届けを出し、私たちは2分残業したものの、無事に脱出ゲームをクリア。

社員証も返し、達成感で帰ろうとした私たちに待ち受けていたもの・・・。
それは、靴を脱いで、足つぼマッサージマットの上を歩くこと。

この仕事が私にとっては一番の苦痛でした。「痛い!痛い!痛い!」と叫びながらなんとか渡り切りました。と同時に、自分の健康状態の悪さも実感(苦笑)。

20分という制限時間の中、初めましての2人とチームを組んでの謎解き。
正直クリアできるかどうか不安でしたが、これも良いご縁なのでしょうか。偶然出会ったご夫妻も真剣に、そして楽しくゲームに取り組んでいただき、本当に感謝の想いでいっぱいです!
ゲームをクリアするには、チームワークやひらめき、そして何よりも楽しむ気持ちが必要なんですね。

この度の取材のご協力心より感謝しますと共に、誠にありがとうございました!

私たちは辛うじてゲームをクリアすることができましたが、中には制限時間内に謎解きができないチームも。ギリギリの時間内でクリアできるかどうか、ドキドキ・ワクワクさせてくれるリアル謎解きゲームを手掛けるSCRAP。
これを機に、また違った脱出ゲームに挑戦みようと思いました。

株式会社SCRAP公式サイト ➡ https://www.scrapmagazine.com/


文/濱田圭子 写真/皆美光
©濱田圭子:PROFILE
1978年2月23日 青森県青森市出身。2005年よりフリーライターとなる。
現在はWEBメディアのディレクションやライティング講座などを行っている。
Website ➡ https://www.f-house-style.com/

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