20181002【京都国際マンガ・アニメフェア2018/Sightseeing Spots】マンガ所蔵数・約30万点!『京都国際マンガミュージアム』 Report!

9月に好評裏にて閉幕した『京都国際マンガ・アニメフェア2018』。 メイン会場”みやこめっせ”の他に第2会場である”京都国際マンガミュージアム”でも様々な催し物が開催されました。現在も引き続き開催中の人気企画展もあり、約30万点もの漫画資料を所蔵し、京都の観光スポットでもあるこの場所”京都国際マンガミュージアム”をレポート致します!

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©Tezuka Productions

【”京都国際マンガミュージアム”の魅力の数々】

●設立●

”京都国際マンガミュージアム”は、2006年11月25日、京都市とマンガ学部のある京都精華大学の共同事業でオープンした、図書館的機能と博物館的機能を兼ね備えた、日本初のマンガの総合文化施設です。
同館は、「よむ」、「みる」、「きく」、「つくる」、「かう・たべる」の5つをコンセプトとして、国内外からの老若男女の来場者の方に、それぞれを満足して頂ける様な充実したコンテンツを、常設・企画されています。

●マンガ資料●

所蔵するマンガ資料は、歴史的なものから海外のものまで約30万点もあり、そのうちの約5万冊(1970年代~2005年位までの単行本)は館内1~3階にある、「マンガの壁」に配架されています。
エントランス近くの「マンガ万博」コーナーでは、日本マンガの翻訳語版や海外で出版されたコミックスが約5000冊設置。また、地下には雑誌や1970年代以前の資料が収蔵されており、登録を行えば、3階にある閲覧室にて閲覧可能との事。
年間の来場者数は老若男女・国内外問わず約28万人で、館内の展示解説はほぼ日英併記で、外国人来館者にも対応しています。
筆者が京都滞在中にドミトリーで友達になった、アルゼンチンの女性も、
「日本のアニメ・漫画好きだから、”京都国際マンガミュージアム”に行こうと思ってるの!」
と話してくれていました。館内をざっと見ただけでも、過去の単行本・雑誌、どれも大変貴重なものが多く、誰しも自分の子供の頃に読んでいたマンガがきっと見つかる場所です。これからもこの世界中から愛されているマンガを、是非守り続けていって欲しいと思いました。

●館内設備●

《建物は元龍池小学校》

建物は昭和初期建造の元龍池小学校をリノベーションしており、長年地域のシンボルであった小学校の役割を”京都国際マンガミュージアム”が引き継ぐという意味もあった様です。
館内にはその当時の佇まいの数々がそのまま残されており、漫画の沢山ある”漫画小学校”にいるかのように、誰でも童心に帰ることが出来、とても細部にまで風情があり感慨を覚えます。その例として、そのまま残された校長室や守衛室表札、講堂。2階へ登れば、龍池歴史記念室や渡り廊下、これらの窓から生徒たちは校庭を眺めたのかな。と子供達の笑顔の情景が浮かびます。
是非、来館された際にはこの風情も味わって頂ければと思います。

館内を廻りますと、大人も子供も家族でも、恋人でも皆さんとても仲良く、リラックスして漫画に読みふけっていて、本当にいい雰囲気の素敵な空間のミュージアムでした。その理由の一つは、読みたいマンガを館内ならどこでも持って行って自分の好きな場所で読める事、しかも芝生の広い中庭でもokと言う、この解放感だと思います。

《1階》

◎子ども図書館 …靴を脱いでゆっくり寛げる事の出来る場所の一つ。

◎スタンドカフェ”えむえむ”…コラボメニューマンガ肉のポスターにとても惹かれました。店内の壁には、漫画家さんの直筆サインやイラストが描かれているので、必見です!

◎マンガ工房…実際にマンガ家さんが来られて、実演を見学できるコーナー。

◎似顔絵コーナー…海外の方も記念に描いて行かれる人気コーナー!

《2階》

◎マンガ家の手…沢山の漫画家さんの手が飾られています。あなたの大好きな漫画家さんの手は一体どんな手なのかな?

◎メインギャラリー…「マンガって何?」という疑問に対応した、マンガを歴史や社会・産業等、各分野別に理解できる体感型展示を常設。他では見られない展示物や情報があり、より深くマンガを知ることが出来ます。同時に展示を囲むように年代別にマンガが配架されていて来館者の思い出を蘇らせてくれます。

その他にも、館内の廊下や踊り場など、ちょっとした所で展示物がされていたり、館内の細部にまで展示やコーナーも設けられています。昔懐かしい紙芝居小屋もこの日大盛況。元講堂の多目的ホールで行われる、様々な楽しい企画も見逃せませんので、是非”京都国際マンガミュージアム”公式HPでも情報を要チェックです!
*現在(2018年9月)は、少女マンガ雑誌の付録展示や先日惜しくも逝去されました、さくらももこ先生の展示などもされております。

”京都国際マンガミュージアム”公式HP  ➡  https://www.kyotomm.jp/

【”京都国際マンガミュージアム”のキャラクター達】

●マミュー…日本発のマンガ総合博物館である”京都国際マンガミュージアム”(愛称:えむえむ)の可愛らしいオリジナルマスコット。頭部後方から伸びるマンガ作画用ペンと、背中に背負った風呂敷(この中には世界中のマンガが満載!)がトレードマーク。名前の由来は、「マンガ」「ミュージアム」のそれぞれの頭文字を取って名付けられ、話す時には語尾に「マン!」って付けることが多いそう。館内2階にはマミューの部屋もあり、記念写真も一緒に撮れます♪

●烏丸ミユ…2014年の『京都国際マンガ・アニメフェア(通称:京まふ)』を機に登場して以来、”京都国際マンガミュージアム”の応援キャラクターとなっている、烏丸ミユ。21歳の大学3年生。

Ⓒ京都国際マンガミュージアム
★烏丸ミユ新ポーズ登場、新商品好評販売中!★

京まふ2018より、祖父の神社でお手伝いをしている巫女姿の烏丸ミユが新登場し、オリジナルグッズ「烏丸ミユの賀茂茄子カレー」も館内ミュージアムショップにて好評新発売!

■「烏丸ミユの賀茂茄子カレー」 600円(税込)

※”カフェえむえむ” でお食事の場合1,000円(税込) ランチョンマット付き
「烏丸ミユの賀茂茄子カレー」は、隣接の”カフェえむえむ”でお食事することができ、メニューをご注文いただいた方には、専用のランチョンマットが付いてきます。この、ランチョンマットに描かれた巫女姿の烏丸ミユを、スマートフォン・タブレット端末アプリ「@AR Player」でかざしてみると、烏丸ミユのおみくじが引けるゲームも楽しめます!
■主催:京都国際マンガミュージアム
■問い合わせ先:京都国際マンガミュージアム
TEL: 075-254-7414 (代) / FAX: 075-254-7424
Ⓒ京都国際マンガミュージアム

【”京都国際マンガミュージアム”企画展が引き続き開催中!】

9月開催の『京都国際マンガ・アニメフェア2018』において”京都国際マンガミュージアム”でも様々なイベントが好評裏に開催され、イベント開催中、開場前から行列出来る程の盛況ぶりでした。

『京都国際マンガ・アニメフェア2018』との連動企画、下記の人気タイトル企画展が引き続き開催中です!

秋の京都へ来訪の際には、美しい紅葉を愛で、美食に舌鼓、そして是非”京都国際マンガミュージアム”へ足をお運び頂き、たっぷりと童心に返る読書の秋をお過ごしください。

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★原作マンガ15周年×アニメ化10周年記念「ニャンコ先生とふりかえる 夏目友人帳 記憶展」★
©緑川ゆき・白泉社/夏目友人帳プロジェクト

■開催期間:平成30年9月1日(土)~11月4日(日)
■開館時間:午前10時~午後6時 (最終入館は午後5時30分)
■会場:京都国際マンガミュージアム 2階 ギャラリー4
■内容:大きく展示を以下の4章に分けて「夏目友人帳」を振り返ります。
第1章「夏目友人帳・アニメ化への道のり」
マンガからアニメ化へ。原作者・緑川ゆき先生や大森貴弘監督のコメントに加え、脚本、絵コンテ、原画の他、夏目貴志役・神谷浩史さん、ニャンコ先生・斑役の井上和彦さんの直筆サインを展示します。
第2章「人とあやかしと自然」
大森監督のコメントに加え、友人帳に書かれた妖怪の名前の文字の原本となる書(5点/直筆)や、妖怪の設定資料(約10点)、サブタイトル画面に登場した押し花の現物、アニメに使われた背景画や制作資料を展示します。
第3章「制作者・お勧めのエピソード」
緑川先生や大森監督他、アニメの制作に携わったスタッフのお勧めするTVのエピソードを、コメントとともに紹介します。
第4章「劇場版 夏目友人帳 ~うつせみに結ぶ~」
2018年9月29日に公開される劇場版の制作資料(約20点)の他、上映コーナーによる劇場版の紹介映像と、TVアニメの上映を行います。
■料金:無料(但し、マンガミュージアム入場料〔大人800円、中高生300円、小学生100円]は別途必要)
■主催:株式会社アニプレックス/京都国際マンガミュージアム/京都国際マンガ・アニメフェア実行委員会
■問い合わせ先:京都国際マンガミュージアム
TEL: 075-254-7414 (代) / FAX: 075-254-7424
©緑川ゆき・白泉社/夏目友人帳プロジェクト

©緑川ゆき・白泉社/夏目友人帳プロジェクト

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★「PEACE MAKER 鐵 原画展 -京都幕末新撰組異聞-」★
©黒乃奈々絵/マッグガーデン

■開催期間:平成30年9月15日(土)~11月6日(火)
■開館時間:午前10時~午後6時 (最終入館は午後5時30分)
■会場:京都国際マンガミュージアム2階ギャラリー1、2、3
■内容:今年は明治維新から150年の年です。史実では明らかになっていない歴史の闇をフィクションで補填することで、新たな解釈が激動する時代を生き抜く新撰組の生き様を表現し、読者に感動を与える作品「PEACE MAKER 鐵」。今回は、この作品のなかで、京都に実際に起こった様々な幕末の事件を中心にマンガ原画約100点を展示します。また、その他にも今年公開の劇場アニメの資料(約30点)や、作者黒乃奈々絵氏が紹介する京都の新撰組ゆかりの地図も展示します。
■料金:無料(但し、マンガミュージアム入場料〔大人800円、中高生300円、小学生100円]は別途必要)
■主催者等
主催:京都国際マンガミュージアム/京都国際マンガアニメフェア実行委員会/株式会社マッグガーデン
協力:PEACE MAKER 鐵 製作委員会
■問い合わせ先:京都国際マンガミュージアム
TEL: 075-254-7414 (代) / FAX: 075-254-7424
©黒乃奈々絵/マッグガーデン

©黒乃奈々絵/マッグガーデン

【”京都国際マンガミュージアム”情報】

”京都国際マンガミュージアム”公式HP  ➡  https://www.kyotomm.jp/
〒604-0846 京都市中京区烏丸通御池上ル(元龍池小学校)
TEL: 075-254-7414(代) / FAX: 075-254-7424

■交通アクセス
◎電車でお越しの方: 京都市営地下鉄 烏丸線・東西線 烏丸御池駅2番出口より階段登りUターン→烏丸御池交差点を西方向に渡り右折し、烏丸通を北へ徒歩2分
◎バスでお越しの方: 京都市営バスご利用の場合、15、51、65系統 烏丸御池停留所下車すぐ
◎自転車でお越しの方: 建物北側に駐輪場があります。駐輪は、約80台の収容が可能です。 小型バイクは駐輪可能です。
◎お車でお越しの方: 駐車場はございません。公共の交通機関をご利用ください。
カーナビ入力用住所/〒604-0846京都市中京区金吹町452

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文・写真/二月一日 取材協力/京都国際マンガミュージアム 写真提供元/Ⓒ京都国際マンガミュージアム ©緑川ゆき・白泉社/夏目友人帳プロジェクト ©黒乃奈々絵/マッグガーデン

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