ニコニコ超会議2018での超フェンシングブースレポート。2日目はまずVRを体験してから、15時からのこちらも一流フェンシング選手による実演を見学してきました。
【ブースに設置された「VR太田雄貴」に挑戦!】
こちらを体験するための整理券が1日目は午前中で完配となってしまったため、2日目は開場とともにダッシュで取りに行きました。
こちらは太田雄貴さんの技術協力を得て開発されたVR装置です。
そうして頑張って予約した時間になり、筆者も1分間のVR太田雄貴を体験しました。VRは初めてではないのですが、本物と見間違えるほどのリアルな太田雄貴さんが目の前にいます。そして、ヘッドマウントディスプレイとコントローラーを持って、フェンシングスタート!
実際に戦っている様子は後ろにあるモニターに映し出されます。筆者本人の剣さばきも様々な色で動きがわかるようになっているのですが、実際に突いているのか、跳ね返しているのかよくわかりませんでした(苦笑)VRとはいえ、フェンシングって難しいなぁと思いながら、あっという間に1分間が終わってしまいました。
ちなみに、私の前に並んでいた人はフェンシングをやっている外国人のようで、あまりに前に出過ぎてスタッフに止められながら、真剣にやっていました。筆者はただ夢中でコントローラーを振り回していたような気がします。
【いよいよ選手による実演開始!】
本日の解説は、ロンドンオリンピック団体銀メダリストの三宅諒さん。フェンシングというと太田雄貴さんがフューチャーされてしまいますが、三宅さんの活躍なくしてメダルは取れなかったというほど、実力のある選手。
実践に出演する選手は、団体・個人ともにエペで活躍している宇山賢選手と、同じくエペを得意とする若きホープの鈴木穂波選手です。
1日目の選手もですが、フェンシングの選手は本当に美男・美女揃いですね。宇山選手は長身のイケメン、鈴木選手は笑顔がとてもチャーミング。
試合は5点先取ですが、ハンデとして鈴木選手に2ポイント入った状態からスタートです。
1日目の実演でも感じましたが、間近で見るフェンシングは迫力があります。1m先でフェンシングが見られることなんて普段では考えられませんから!この至近距離で試合を見ることができるなんて、感動の一言!
宇山選手は身長189cm、それに対して鈴木選手には163cmと約30cm弱の違いがあります。当然、リーチの長い宇山選手のほうが有利には違いがありません。
しかし、身長差はいかに相手の懐に入るか、剣さばきでリカバリーができます。鈴木選手は、相手の懐に入る攻めの姿勢が印象的でした。
1日目は両選手を応援する形をとりましたが、2日目は「全員、鈴木選手を応援しましょう」と三宅さんの一言で、宇山選手は完全アウェイの状態。「穂波、頑張れ!」「穂波、行け!」などの声援が飛び交い、筆者も仕事を忘れて応援してしまいました(笑)
試合後には選手のサイン&握手会。
その後、前日に引き続き、大変お忙しいにもかかわらずフェンシング協会の方の計らいもあって、宇山選手と鈴木選手にお話をお伺いすることが出来ました。
まずは、宇山選手にインタビュー。
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■超会議でのプレーはどうでしたか?
「ニコニコ動画の会員10年目なのですが、何度も来たいと思っていました。まさか初めての参加が運営側、選手として出演するとは思いませんでした。でも、ユーザーとしてはとても嬉しいことで感激です。」
■フェンシングの魅了は何でしょう?お客さんの声援は聞こえていますか?
「もちろんお客さんの声援は聞こえていますよ。1本決まるごとに10秒間の休む時間があります。そこでお客さんの声援はダイレクトに感じます。また、次の戦術を考えたり、短い切り替えの時間ですが、いろんなことが駆け巡る時間ですね。」
■ファンの皆様へ一言お願いします
「東京オリンピックのフェンシングの開場はニコニコ超会議と同じ幕張メッセで行われます。同じ会場なんです。フェンシングもですが、スポーツイベント自体をこれからさらに盛り上げていきたいと思います。」
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続いて、鈴木選手にインタビュー。
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■超会議でのプレーはどうでしたか?
「なかなか沢山の人の前で試合をすることがないので、緊張もしましたが、楽しかったです。皆さんの声援、嬉しかったです。」
■お客さんの声援は届いていましたか?
「はい。声援は大きな励みとなりますね。お客さんの応援は背中を後押ししてくれます。」
ここで三宅さんが
「今までで一番の声援じゃなかった?(笑)」と一言。
■最後に、ファンの皆様へ一言お願いします
「フェンシングというスポーツをもっと広めていきたいし、盛り上げていきたいと思っています。これからも応援、よろしくお願いします!」
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実演後の疲れている中、快く質問に答えてくださった宇山選手、鈴木選手、本当にありがとうございました。
フェンシング協会がニコニコ超会議に参加したのは、東京オリンピックの開場が同じ幕張メッセで行われること、15万もの席をお客さんで埋めて、そこでメダルを取ってほしいという強い想いがあるからだそうです。
超ニコラジで太田さんが語っていました。
「僕がフェンシング協会会長に就任する前は、試合会場に来てくれたお客さんは150人だったんです。オリンピックを成功させるためには、15万人集めないといけない。ここままではいけないとお客さんの集客を増やすための大会の改革を進めています。」
他のスポーツに比べるとまだまだ認知度の低いスポーツかもしれませんが、間違いなく東京オリンピックではメダルが期待できると思っています。
筆者もオリンピックの際には是非足を運んで応援しようと思っています。
今回、フェンシング協会の方にはとてもお世話になりました。快く選手への取材もさせていただき、とても心より感謝しております。
公益社団法人日本フェンシング協会公式サイト➡ http://fencing-jpn.jp/
文/濱田圭子
©濱田圭子:PROFILE
1978年2月23日 青森県青森市出身。大学卒業後、オーストラリアに1年半滞在。
帰国後、旅行会社に勤務。2005年よりフリーライターとなる。
Website ➡ http://www.f-house-style.com/
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